この言葉、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。誰にでも言えることですが、特に子育てママに知っておいて欲しいことなので、取り上げてみました。
心はコップの形をしている
誰しも心は、コップの形をしている、と考えてみてください。大きいコップの人もいれば、小さいコップの人もいます。大きいのが良くて小さいのがダメ、とかいうことではありません。そこに優越はないので間違えないでくださいね。
心のコップには、水が入ります。なみなみと水があふれんばかりに入っていることもあれば、ほとんどなくなってカラカラになっていることもあります。
なみなみと入っている = 心が満たされている状態
です。逆に、
水がなくてカラカラ = 心が満たされていない状態
ということです。
水が入っていないとどうなる?
砂漠にいて、水が無くて喉がカラカラに乾いているとき、人はどうなりますか?自分の喉を潤すことに必死になります。なんとか水を得ようとして、他のことは考えられないでしょう。自分のことで精一杯になります。
心のコップに水がないときも、同じです。自分のことで精一杯。余裕がなくなります。
他人に対して攻撃的になる人もいれば、自虐的になる人もいるでしょう。それはその人のタイプにもよりますし、その時の状況によっても変わります。ある特定の相手にだけ攻撃的になる人もいます。
そして、不思議なことに、コップが空に近づけば近づくほど、そうなっていることに気付きにくくなるのです。
子育てママの心のコップ
人によって、心のコップを満たす方法はさまざまです。
基本的には、自分が「やりたいこと」をやっているとき、誰でも心のコップに水が注がれます。趣味に没頭する、観たいテレビを観る、行きたいところへ行く、食べたいものを食べる、など。
でも、子育て中のママにとって、「やりたいことをやる」ことはとても難しいことだったりします。家事育児に明け暮れる毎日だったり、小さな子ども連れでは難しいことだったり、時間的、物理的な理由でできないことがたくさんあります。
そして、実は心理的な理由が原因となっている場合も多かったりします。「ママだから」「子育て中だから」「すべきでない」「やってはいけない」という“心の声”が足かせになっているパターンです。
ママだからネイルなんてしちゃいけない、子育て中だからファッションにお金を掛けるべきではない、など…
そうやって心のコップが空っぽになったとき、ママはどうなるのでしょう。
カラカラのコップで心をすり減らしながら、毎日子育てを頑張っているママがたくさんいて、産後うつも虐待も、実はその延長線上にあるものだったりします。
心のコップを満たすには
なかなか自分の時間を取れないママだからこそ、心のコップを満たすように心がけるべきです。それは、ほんの小さなことだったりします。
例えば、子どもが昼寝をしているすきに、ちょっと美味しいお菓子を食べたり、丁寧に紅茶を淹れてみたり。気分が安らぐアロマを焚いてみたり、たまにゆっくりお風呂に入ることかもしれません。
ネイルでもオシャレでも、子どもの肌を傷つけるような長い爪だったり、子どもに汚されて困るような服だったりしなければ、どんどん楽しむべきです。
家事だって育児だって、全てママが完璧にこなす必要なんてないのです。
自分の心のコップを満たすものを知って、常にカラカラになってしまわないように気をつけること。それを心がけるだけで、子育てはぐっと楽しいものになります。
心が満たされて余裕があると、子どもに接する態度や言葉も変わります。
ママが変わると、子どもも変わります。
まずはママが、自分の心のコップを満たしましょう。